SSブログ

<警視庁・捜査一課長>#9 の感想 [ドラマ]

スポンサードリンク




警視庁捜査一課長」の9話・・・つまり先週放送分を今日観たのですが、
あまりにもひどかったのでちょっと言わせてほしい。



事件としては、女と男が別々の場所で立て続けに遺体で発見され、
その遺体が高いところから落ちたにも関わらず、服装などに乱れがなく、
左手に輪ゴムがつけられているところが不審に思われ捜査が始まった。

その男女は8年前に窃盗の罪で逮捕された人物で共犯だった
窃盗を終えて逃げる際に通行人の小学生にぶつかり、小学生が階段から転落死してしまい、
女は3年、男は8年の服役を終えて出てきたばかりで殺された。


容疑者に挙がったのは、8年前に転落死した小学生の母親で、彼女は弁護士をしており、男の死に方がまるで小学生の死に方と似ていたため、容疑をかけられた。
彼女は色々なことに自分のルールを設けており、仕事も私生活も時間や物の定位置を決めてキッチリするほど几帳面な性格だったこと、なにより左手に御守り代わりだと輪ゴムをはめていたことによりますます疑いは深くなった。


さて、このドラマは、主人公である1課長が自宅に戻りご飯を食べる際に、妻である小春の何気ない一言がきっかけで事件が解決するのがお決まりである


今回のきっかけは、
「最近引っ越してきたお隣は娘さんが2人だと思っていたら、
留学していた息子さんが帰って来ていて、お子さんは3人だった」というもの。

いつものように1課長はピーン!と来てすぐに調べると、8年前の窃盗には当時未成年の共犯がいたようだ。
共犯は窃盗に入られた家の息子で、家がいつ無人になるかなどの情報を犯人たちに教えていたそう。


そのまま捜査は進み、犯人を追い詰めて逮捕のいつものパターンかと思いきや・・・


結論から言うと犯人は転落死した小学生のおじいちゃん
つまり、弁護士の母親である容疑者の父だったのである。
とても可愛がっていた孫を殺されてたった8年で出所なんて赦せないというのがおじいちゃんの動機。

遺体の体勢や服装を整えていたのは母親で、おじいちゃんに容疑がかからないようにわざと手に輪ゴムをはめたりして自分に疑いが向くようにしていた。


つまり、何が言いたいかというと、
8年前の共犯だった当時未成年の少年というのはまったくもって、なんにもない存在だったのだ。

1課長のピーン!ときた”ひらめき”は一体なんだったのか。
どうしても妻である小春を登場させなければならなかったのか。

それとも、あの共犯の存在を調べてきた部下が「おとりに使いましょう」と言ったときの
警察は法というルールを犯してはならない。愚直に捜査しろ」というようなセリフを言わせたかっただけなのか。
もはやそれしかないのである。
共犯の存在がわかってから警察がしたことは、自転車についていた部品探しとその近辺で見つかった手ぬぐいについていたDNAを母親のDNAと一致するか検査しただけである。
共犯関係ないやん。


なんやってん。
共犯の存在をほのめかしたのはなんやってん。
共犯の存在を調べてきた刑事が河相我聞さんやったのはなんやってん。
たった1話のゲスト出演だったのかw
もう無理やり捜査をややこしくしようとするのやめよう?
それとも何?
最初脚本を担当していた人がなんらかの事情で執筆困難になり、代筆を務めた人の考えが甘かったの?
米澤穂信さんの「古典部シリーズ」第2弾の”愚者のエンドロール”を思い出した。


この9話を観て、明後日の最終回がとてつもなく心配になりました。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。